ぼくには6さいとし上のおにいちゃんがいます。
ぼくのおにいちゃんはけんどうをしています。
とてもつよくて、このまえはぜんこく大会でゆうしょうしました。けんどうをしているときのおにいちゃんは、とてもかっこいいです。
目つきがわるいので、こわい人みたいにおもわれたりもするけど、ほんとうはすごくやさしいです。
ぼくは、おにいちゃんがだいすきです。」
君想い、君繋ぐ
何か夢を見ていたような気がする。
心の奥が締め付けられるような、泣き出したくなるような。けれどどこか温かくて、何時までもこのままで居たいと思うような。
窓から差し込む光に瞳を射られて、くぐもった呻き声と共に寝返りを打つ。
ボンヤリと霞む視界に映るのは、いつもの自分の部屋。真っ暗でないと眠れないと言って買ってもらった遮光カーテンは本来の役目を果たしておらず、室内は薄明るい光に占領されていた。
そう言えば、昨日ベッドに入ったのは真夜中過ぎで既に真っ暗だったから、閉め忘れたんだ。己の迂闊さを責めながら手の甲で目を擦る。幾度か瞬きを繰り返して改めて周囲を見回すと、淡い青色のカーペットを朝日が窓の形に切り取って、そこだけ白く浮き上がって見えた。
まるで海に浮ぶ白い帆船みたいだ。
なんて。朝からえらく恥ずかしいことを考えた気がする。これも何時もの様に闇の中に響く電子音ではなく、朝日で目覚めたりしたのがいけない。
うんざりと溜息をつく。窓の外からは太陽に再会出来た喜びを伝えようとしているらしい小鳥の軽やかな鳴声が聞こえた。灰色で無機質なジャングルにあって逞しい事だ。
寝起きの悪さを自覚しながら大きく伸びをし、最後にもう一度盛大な溜息を吐いてから、サンジは居心地の良い布団と別れを告げた。
「おはよー・・・・」
「おー。日曜なのに早いな、サンジ」
取り敢えず顔でも洗おうと階下に向かった所で香ばしい匂いに鼻を擽られて、自然サンジの足は洗面所を通り過ぎてキッチンへと辿り着く。爽やかな、とは言い難い挨拶に驚いた様に振り向いたのはサンジの兄だった。
短く刈った若草色の髪。秀でた額に鋭利な角度で描かれた眉。鋭い、としか言いようのない瞳。これだけ並べば硬派な印象が強いが、左耳にだけ三連のピアスが嵌められており、それが少しだけ柔らかい雰囲気を感じさせる手助けとなっていた。
動きと共に揺れるピアスは朝日を受けてきらきらと光り、ここでも己の存在を主張している太陽に何度目か知れない溜息をつく。
「んー・・・。午前中に約束があってさ。起きるにはちょっと早いんだけど、昨日カーテン閉め忘れて。眩しくて目が覚めた」
「なんだそれ。間抜けだな」
「うるせ。・・・・母さん達は?」
「夫婦水入らずでデート、だとよ」
「ふーん」
パンを齧りながらコーヒーを注ぐ兄に「俺も」と告げて腰を下ろす。確か両親はそろそろ40代も半ばになろうという年齢だったはずだ。まったく、仲が良くて結構な事だ。
差し出されたカップに礼を言って受け取り、口に含む。微かな苦味が未だ霞みがかった意識を覚醒させる手助けとなってくれた。
「で?ゾロは?なんか用事?」
「お兄さん」
「・・・・・・兄貴、は?」
軽く小突かれたサンジが不服そうに唇を突き出して言い直す。それに苦笑して、ゾロは最後の一欠片のパンを口に放り込んだ。
昔はサンジもゾロの事を「おにいちゃん」と呼んでいた。何処に行くにも、何をするにもおにいちゃん、おにいちゃんと付いて回っていたものだ。
それが何時からか「ゾロ」に変わった。弟なのだから兄と呼びなさいと窘められると、今のように不服そうに「兄貴」と呼ぶ。ぷくぷくとした頬をピンク色に染めて必死で付いて回っていた弟は、気付けば妙に生意気で斜に構えた少年になってしまっていた。
「昔は可愛かったのになぁ」
しみじみと呟くゾロに眉を吊り上げたサンジが再度問いかける。その様子がまたゾロの笑みを誘う。ただこれ以上機嫌を損ねると後々に面倒な事になるのがこの弟だ。
必死で笑いを噛み殺し、失敗に終わって零れた僅かな笑みはカップを口に付けることで誤魔化す。
「俺は道場。今日はコウシロウ先生が来てくれる日なんだよ」
「じゃ、遅くなるのか?」
「そうだなぁ・・・先生次第だけどな」
答えつつ空になったカップを流しに放り込んで、胴着を詰め込んだ鞄と竹刀を手に取る。
「お前も出掛けるんだろ。家の鍵、ちゃんと閉めていけよ」
「子ども扱いすんなっての!」
サンジの頭を軽く撫でて玄関へと向かったゾロは、憤慨した弟の声に笑って家を後にする。
キッチンから顔だけ出して見送ったサンジは、ぶつぶつと呟きながら二人分のカップを洗ってから洗面所へと向かった。途中立ち止まって、今しがたゾロが出て行ったばかりの扉を見つめる。
撫でられた髪に手を当てると、そこにはまだゾロのぬくもりが残っているような気がした。
「ほんと・・・・子ども扱いすんなってんだよ・・・・」
俯いたサンジの口から零れた小さな呟きは、冷たい床に跳ね返されて粉々に砕けた。
「ごめん。待った?」
「あ!サンジ君!ううん、全然」
早く起きたにも拘らず。というより早く起きすぎた為に逆に準備に手間取ったサンジが待ち合わせの場所に辿り着いたのは、約束の時間を5分ほど過ぎた頃であった。
いつもならば10分前には着いて、相手を待たせるようなことはしない。若干凹んで何度も謝るサンジに、相手は横に振る首の動きに合わせてふわふわの髪を躍らせながら微笑んだ。
「優しいんだー」
にっこりと返すサンジにほんのり頬を染めて俯く。
「そんな・・・だって、サンジ君とデート出来るって言うだけでも嬉しいのに・・・」
「えー俺こそ君とデートなんて最高の気分だよー」
何処に行く?行きたい所ある?
自然に相手の手を取って歩き出す。一瞬驚いた様に目を見開いた相手はその後嬉しそうに目を細めて「何処でもいいよ」と答えた。
「うわぁ。俺の手腕が問われている!」
「問われていますよ?」
大げさに呻いて天を仰いだサンジを悪戯っぽく見上げる。ちらりと視線を流したサンジと目を合わせて、二人で笑い合う。
変わらず彼女の頬は上気していて、可愛い子だなと素直にそう思う。
ただ、そう思うだけだった。
小学生までは兄の後ばかり追っていたサンジだったが、中学に入ってから色々な女の子と付き合ってきた。
元々女の子は好きだったし、フェミニストな性格でもある。外見の良さも手伝って相手には不足しなかった、と言えばかなり嫌な男のようだが、サンジなりに相手を大事にしてきたつもりだった。
しかし、どの相手とも長くは続かなかった。更に言えば、別れを切り出してくるのは大概相手の方からだった。
『サンジ君は私を見てくれてない』
相手は違えども告げられる言葉はいつも同じ。そう言いつつも彼女等はサンジが「そんな事無いよ」「君だけを見ている」と返すことを望んでいる。ただサンジがその期待に応えたことは無い。彼女等の言葉は真実で、否定するだけの言葉が浮かんでこないのだ。
それでも真実だと認めたくない。認められない感情が自分の内側に存在する。だから色々な相手と付き合う。そしてその相手に再び真実を突き付けられる。
悪循環だった。
ごめんね。君は今ドキドキしているのかもしれないね。でも俺はしていない。
君が笑う度に他の奴の笑顔が浮かぶんだ。君が怒ると他の奴の怒鳴り声が聞こえてくるんだ。君と手を繋ぐと他の奴の温もりを感じるんだ。
君の事、可愛いと思うのにな。
泣かせたくないと、思うのにな。
「・・・・・ンジ君。サンジ君?」
目覚めた時の朝日の影響が残っていたらしい。軽く酩酊した様な感情の渦に飲み込まれそうになっていたサンジは自分の名を呼ぶ声に我に帰った。
「・・・・え?あ・・・ごめん。何?」
慌てて声の主へと視線を向ける。整えた眉を下げて口の端だけで笑って見せた彼女は、軽く首を振った。
「つまらない?」
「そんなことないよ!ごめんね。ちょっとだけボーっとしてて・・・・」
他に何かフォローしようと視線を巡らせたサンジの目が一点で止まる。再び言葉が切れたサンジに、何かあったのかと同じ方向を向いた彼女の目に映ったのは、何の変哲もない風景だった。
休日だけあってそこそこに混んでいる道。それぞれに楽しんでいる人々。敢えて言えばその人ごみの中に珍しい若草色の髪の持ち主がいるという位だった。
何か運動をしているのか、筋肉質と言う程でもないがバランスよく鍛えられた身体。真っ直ぐに伸ばされた背筋が綺麗だと思った。少し視線がきつくて怖い感じもする。ただ隣を黒い髪を短く整えた綺麗な女性が歩いていて、闊達に笑う彼女に笑いかけると驚くほど印象が柔らかくなる。
一度サンジに視線を戻した彼女は再度その目線を辿り、サンジも同じ人物を見ていると気付く。
「なんだか人目を引く人だね」
「・・・・・うん」
「隣の人、彼女さんかな?」
「・・・・・・」
「お似合いだね」
私達みたいに。冗談めかして照れ臭そうに微笑もうとした彼女は、握っていたサンジの手が酷く冷たくなっているのに驚いて言葉を切った。
見上げたサンジは未だその二人を凝視していた。表情は硬く、唇を噛み締めている。尋常でない様子になんと声をかけたものか、逡巡した所で手を離された。
「サンジ君?」
「・・・・・ごめん。今日は、もう帰ろう」
「え・・・?」
「ごめんね。送ってあげられなくて。・・・・また、連絡するから」
そう言うと同時に背を向けて歩き出したサンジを呆然と見つめる。振り返らずに歩き去る背中に、多分次に連絡が来た時は別れを告げられるのだろうと。悟った彼女はぬくもりを失った片手を見下ろして皮肉気に笑みを零した。
思い返せば、サンジから好きだといわれた事はなかった。多分今まで付き合った女の子達も言われた事はないんじゃないだろうか。誰にでも優しい彼は誰にも本気にならないと皆言っていた。
「ばーか。諦められない位好きな人がいるなら誰かと付き合うなんてするな」
既に見えなくなった背中に向けて軽く舌を出して、彼女はサンジとは反対の方向に真っ直ぐに歩き出した。
何やってんだ。
何やってんだ、俺。
駆け出すほどの激情はない。しかし穏やかでもいられない。じくじくと身体の内側から染み込む鈍い痛みを感じながら、サンジは自嘲的な笑みを浮かべる。
彼女が目にした人物はゾロだった。それは別に構わない。
隣を歩いていたのは女性だった。それだって大した事ではない。相手はサンジも知っている人物だったのだから。
名前は確か、くいな。ゾロがいつも話している「コウシロウ先生」の娘だったはずだ。女性ながら剣の腕前は確かで「あいつは最高のライバルだ」と嬉しそうに語っていたのを覚えている。そして婚約者がいるという事も。
何にしても、色恋には発展しそうもない二人で大きな袋を抱えていたというあたりから、必要物品の買出しといったところか。
なのに何故。こんなにも苦しい気持ちになるのか。
未だ無人の家の扉を開き、冷たい静寂を孕んだ空気を切り裂いて自室へと飛び込む。大きく息を吐こうとしたサンジは、朝とは違う明るい光が青いカーペットを鮮やかに浮かび上がらせているのを見て、息苦しさを覚える。
―――――空気に溺れてしまいそうだ。
軽く頭を振ってベッドにうつ伏せに倒れ込む。
本当は分かっている。今日、ゾロが女性と歩いていた事が辛かったのではない。
いつの日か。ゾロにも生涯の伴侶が現れて自分は置いていかれるのだろうか。それを考える事が酷く、辛い。
だって。
だって、俺は。
「好きなんだ・・・好きなんだよ、ゾロ・・・・」
指先が白く染まる程にシーツを握り締める。
幼い頃に自覚したこの想いは、時が経てば「憧れ」という感情に昇華されるだろうと。そんな淡い期待は見事に裏切られた。
手を伸ばして、引き寄せて。抱き締めて、奪いたい。
日毎募る思いは、最早隠し通す事が困難だった。しかし告げるにはあまりに障害が大き過ぎる。何といっても男同士で、兄弟なのだ。
絶望にも似た苦しさを、溜息を繰り返すことでやり過ごす。それでも燻り続ける痛みに、ごろりと仰向けになる。その時、伸ばした右手に何か固いものが当たった。
ふと視線を向けると、そこには何番目だかの彼女がくれた本が転がっていた。手に取りぱらぱらと捲る。暗い表情のサンジなどお構いなしに、本の中の18にも満たない少年と少女は運命の相手を巡り合って、鮮やかな恋をしていた。周囲には認められない恋に悩み、とうとう相手を手に入れる為に死の真似事までやってのける。そしてその愚か過ぎる選択は失敗し、本当の死を迎えた。
馬鹿だな、と思う。惨めだ、とも。
それ以上に羨ましい、とも。
そこまでして相手を手に入れたかったのだ。そこまでして、周りに自分の本当の心を伝えたかったのだ。
それだけの強さが羨ましい。
ただ。
手にした本を勢いよく閉じて放り投げる。部屋の隅に転がった本がばさりと抗議の声を上げた。それを無視して両手を投げ出し盛大に鼻を鳴らす。
自分はそんな愚かな選択はするつもりはない。
高い壁なら乗り越えればいい。乗り越えられないならば、壊してしまえばいい。
どんな手段を使っても。
そして自分の幸せを掴むのだ。
ひとつの回答を得て、サンジは満足気に瞳を閉じた。まずはゾロが帰ってきてからだ。そこから全てが始まる。
待ち望んだ声が扉を越えて届いてきたのは、周囲も薄暗くなった頃。両親はまだ帰らない。
跳ね起きたサンジは階段を駆け下りると、出迎えの言葉をそこそこにゾロの腕を掴んだ。
「ゾロ!話があるんだ!」
予期しない弟の剣幕に押されて目を丸くしたゾロが戸惑いがちに頷く。「よし!」と勢い込んだサンジはぐいぐいと手を引いて兄の部屋へと向かった。
薄暗い室内に電気を点ける間も惜しんでゾロへと向き直る。一体何事かと首を傾げるゾロを前に、大きく息を吸い込んでからゆっくりと口を開く。
「俺、ゾロが好きだ」
突然の告白にゾロの身体が強張る。翡翠色の瞳は極限まで見開かれていた。
予想通りの反応ではあったが、ほんの少しだけサンジの心が痛みを訴える。それでも一度口に出してしまえば、自分でも驚く程気持ちが軽くなるのを感じた。
「俺なりに色々悩んだんだ。こんな気持ちになるのは間違ってるんじゃないかって。一時の気の迷いだって思いたくていろんな女の子と付き合いもしたよ。なのに兄貴の事が頭から離れないんだ。兄貴の事が、好きなんだ」
一つ一つ大切な言葉を包み込んで、ゾロに手渡していく。僅かでも良い。真実の声が、気持ちが届くように。真っ直ぐに見つめて言葉を紡ぐ。
黙って聞いていたゾロは、サンジが口を閉ざした所で僅かに息を吐いた。
「俺は男だぞ?」
「知ってる」
「しかも俺達は兄弟だ」
「うん。でも俺は兄貴じゃなきゃ嫌なんだ」
何の迷いも無く見つめてくる弟をしっかりと見返して、ゾロは再び黙り込んだ。それを見てサンジが肩の力を抜く。
この場で返事が欲しいわけじゃない。ただ伝えたかっただけだ。そして言いたかった事は全て言の葉に乗せた。
なんだか妙に清々しい気分だ、と現金な己に内心苦笑する。
「それにさ」
「?」
「俺って結構逆境に強いタイプみたいなんだよね。障害が大きいほど燃えるっていうかさ?」
だからゾロのこと、絶対に諦めない。
自然に湧き上がって来た笑みを向けると、少しだけゾロも表情を和らげる。嫌悪の表情は向けられなかった。今はそれだけで良い。
満足気に息を吐いてドアノブへと手を伸ばしたサンジは、一歩踏み出した所で思い出したように足を止めた。
そうだ。これだけは言っておかなければ。
「絶対に、ゾロの事オトしてみせるよ?」
振り返って悪戯っぽく片目を閉じてみせる。再び目を丸くしたゾロに笑いかけて、今度こそ扉を閉じてその場を後にした。
一人残されたゾロは、サンジが去った後も暫くその場に立ち竦んでいた。
見開かれた瞳が徐々に細められて、同時に肩が震える。
込み上げる笑みを必死で噛み殺していたゾロは、言いたい事を言って満足したのだろうサンジが階下に降りていく音を確認すると、とうとう声を上げて笑った。
一体どれだけの間我慢していたのだろう。あの弟は。
隠し事が苦手な弟。彼の気持ちにはとっくに気付いていたと言ったら怒るだろうか。
止まらない笑いに腹筋の痛みすら覚えてゾロはその場に蹲る。
せっかくの勇気ある告白を受けたのだ。本当は二人の間の障害はたった一つだけだということは、しばらく黙っておこう。
「障害は大きいほどいいらしいからな」
さて、これからサンジはどんな行動に出るだろうか。笑い過ぎて目の端に浮んだ涙を拭いながら、ゾロは明日から訪れるだろう賑やかで楽しい、そして愛おしい日々に想いを馳せた。
それは昔々の事。
幼かったゾロの元に、両親が一人の赤ん坊を連れてきた。
共通の友人の「オソウシキ」に行ってきたはずなのに、何故子供をつれてきたのか。
首を傾げるゾロに、母親が優しく笑いかけて言った。
「この子はたった一人になってしまったの。だから、今日からは私たちが家族になってあげるのよ」
そっと覗き込んだ赤ん坊はぷくぷくと柔らかい頬に糸の様な綺麗な金色の髪をしていて、なんだか不思議な感じがした。
じっとゾロが見つめていると、不意にその赤ん坊は瞳を開いた。
「あー・・・」
小さな小さな手が伸ばされて恐る恐るゾロも手を差し出すと、ぎゅっと指を掴まれる。
その思いがけない強さと柔らかさ。
綺麗な蒼色の瞳を向けた赤ん坊が、ゾロを見てへにゃりと笑う。
そして胸に湧き上がる切なさにも似た愛おしさ。
その時からゾロはひとつの誓いを立てた。
俺が、ずっと傍に居てあげる。
俺が、ずっと守ってあげる。
ずっと。
ずっと。
END.
12345のカウントリク小説でございます。
リク内容は「兄弟サンゾロでパラレル。後はお任せで」
任せて頂いたのでものっそ張り切ったんですよ。
奇しくも前回のリクもパラレル。その時はゾロが年下(というか子供)だったので今度はサンジだ!と。
そうなるとやっぱりぐるぐるサンジだよね!みたいな。
いざ完成したら、サンジが何だか酷い奴になってしまってました・・・・。女の敵!
しかも「兄弟」設定のはずが何時の間にか「義兄弟」に。何やってるの・・・!私・・・!;;;
しかし私はとても楽しく書かせて頂きました。
この二人は割と好きです。開き直ったサンジがどうやってゾロを攻略するのか、ゾロはゾロでいつ教えてあげるのか、続きを書きたい気もします(笑)
どこまでも確信犯なんだね、ゾロ。
直紀さま。
カウントリク、有難うございました!大変お待たせしまして申し訳ありません;;;
あまつ自分の趣味に走ってしまいまして、もうほんとすみませ・・・・!!
少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
こちらはリクされました直紀さまのみDLFです。
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